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コラム

製品紹介
ヒシメタル™
(樹脂フィルム積層鋼板)

美しさと機能を両立する「ヒシメタル™」──提案型建材としての進化とデザインの力

美しさと機能を両立する「ヒシメタル™」──提案型建材としての進化とデザインの力

私たちの暮らしの中にある“空間の表情”──壁や天井、建具など、直接目に触れる部分の印象は、住まいや設備全体の価値を大きく左右します。その表情をかたちづくる建材のひとつとして、60年以上の歴史を持つヒシメタル™は、住宅設備業界を中心に高い評価を受けてきました。
本コラムでは、ユニットバスの壁材などに広く採用されているヒシメタル™ の特長や選ばれている理由、そしてデザインの可能性を支える取り組みについてご紹介します。

金属とフィルムが生み出す、ハイブリッド建材「ヒシメタル™」


三菱ケミカルインフラテックが提供するヒシメタル™ は、金属板と樹脂フィルムを貼り合わせた複合素材です。製造は「シートラミネート法」という方式で、ロール状のフィルムと金属板を貼り合わせて製造されます。
フィルムと金属、それぞれの特性を活かすことで、以下のような特長を備えています。


高い意匠性:木目調や石目調、抽象柄など、印刷とエンボス加工を組み合わせた豊富なデザイン表現が可能
施工性:金属の強度を持ちつつ、加工や施工がしやすく現場でも扱いやすい
耐久性:屋内外で使用できる十分な耐候性・耐水性を備えている

とくに建材用途では、デザイン性と機能性をバランスよく兼ね備えた素材として、システムバスの壁パネルなどに多数採用されています。

採用事例に見る、「ヒシメタル™」の信頼と実績

ヒシメタル™ は住宅設備メーカー各社において、高意匠グレードの商品を中心に採用されています。浴室をはじめとする水まわり空間では、空間全体の印象を左右する壁面材として用いられ、上質さと調和を兼ね備えた素材として選ばれてきました。

こうした採用の背景には、素材としての機能性に加え、提案力やデザイン対応力の高さが挙げられます。実際に営業の現場でも、「お客様の多様なニーズに応じてデザイン提案ができる点」が、ヒシメタル™ ならではの強みとして評価されています。


画像提供:TOTO 株式会社

デザイン提案の要、「ヒシコレ」という取り組み

ヒシメタル™ のデザイン開発において特長的なのが、「ヒシメタルコレクション(以下省略:ヒシコレ )」と呼ばれる独自の企画です。
「ヒシコレ」は、世界の建材・インテリア展示会からトレンド情報を収集・分析し、それをもとにオリジナルの柄や質感を企画・提案するデザインプロジェクト。お客様からの要望を待つのではなく、自社で主体的に市場の先を読み、デザインを“仕掛けていく”スタンスが特長です。

この企画は約20年前にスタートし、三菱ケミカルデザイングループ(以下デザインG)が中心となり、毎年数十点の新柄を開発・提案。メーカーの開発担当者やデザイナーと直接対話しながら、商品に最適なデザインを一緒につくり上げていく取り組みが続いています。

三菱ケミカル デザインG 左川さん

三菱ケミカルデザイングループに聞く、“感性に響く質感”づくりの裏側

三菱ケミカル デザインG 左川さん

「浴室の壁面意匠の開発は非常にニッチな分野ですが、エンドユーザーの方々が一日の疲れを癒す“入浴の体験価値”を高められる、とてもやりがいのある仕事だと感じています。
お客様である浴室メーカー様との対話を重ねながら、購入の動機につながる先進的なデザインを提案してきました。長年にわたって開発を続ける中で、世の中のニーズは“モノの新しさ”から“体験の価値”、そして“よりサステナブルな選択”へと移り変わっています。

三菱ケミカルインフラテック
機能成形材ビジネスユニット
意匠材料部 赤澤さん
三菱ケミカルインフラテック
機能成形材ビジネスユニット
意匠材料部 赤澤さん

そうした流れの中で、『浴室壁にどう“体験”と“サステナブル”の価値を持たせるか』という問いを立て、フィルムメーカーとしての成型・加工技術を磨き、本物の木や石のような質感を再現することに挑戦してきました。

その成果として、高質感エンボスを施した木目・石目のデザインが多くの浴室メーカー様に採用され、世界的なデザインアワードを受賞した商品にも使用されています。
受賞理由の中で『触れるたびに感性に響く、自然美を宿した質感』と評価されたことは、私たちにとって大きな喜びでした。

こうして自社の技術やデザインが、お客様の商品を通じて世界に認められたことを誇りに思っています。そして何より、子どもたちに“お母さん、結構すごいんだよ”と胸を張って言えることが嬉しいですね。」

製造からデザインまで。社内一体で支える開発力

ヒシメタル™ の開発は三菱ケミカルインフラテックの開発センター(神奈川県平塚市)、生産は長浜事業所(滋賀県長浜市)で行われています。フィルムの製造から意匠の設計、金属とのラミネート加工まで、社内で一貫して対応できる体制を持っている点も強みです。


また、デザインGとの密な連携により、開発・生産・営業・デザインが一体となって製品を支えているのも特長です。これにより、顧客の細かなニーズにも柔軟かつスピーディに対応することが可能になっています。
素材をつくるだけでなく、どんな空間に使われるのか、どんな印象を与えるのかまで考え抜いた提案ができるのが私たちの強みです。

70年の歩みを超えて、これからも“選ばれる建材”へ

エレベーター
木目調天井ルーバー


ヒシメタル™ は、2027年に誕生から70周年を迎えます。
もともとは家電の外装材としてスタートしたこの素材は、時代とともに住宅・建材分野へと進化し、今では“空間づくりを支える高意匠建材”として確かな地位を築いています。
現在では、国内主要住宅設備メーカーを中心に広く導入されています。
今後も、時代のニーズやトレンドに柔軟に対応しながら、新たな価値の提案を続けていきます。
空間の印象にしっかりと寄り添う素材であること。それがヒシメタル™ が長年選ばれてきた理由のひとつです。背景には、製品を熟知した開発・デザイン・営業の各部門が連携し、地道に磨いてきた提案力と対応力があります。

三菱ケミカルインフラテックはこれからも、ヒシメタル™ を通じて“空間を美しくする選択肢”を届け続けてまいります。

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