コラム
INTERVIEW
北海道支店 齋藤 直美


北海道支店の雰囲気や、齋藤さんの行っている業務について教えてください。

北海道支店の雰囲気はとてもアットホームで、みんな仲が良いんです!
互いに助け合う環境が整っていて「支店を一緒に支えていこう」という気持ちがすごく強いんですよ。
在宅勤務しているメンバーともスムーズに連携できていて、誰かが困っているときはすぐに手を貸す、そんな雰囲気ですね。
去年からオフィスがフリーアドレス制になり、座る場所を自由に選べるようになったことでますます明るい雰囲気になりました。
北海道支店には女性社員が多く、みんなすごくパワフルで責任感が強いんです。各自がそれぞれのポジションで役割をしっかり全うしていて、いつも笑い声が絶えないのがこの支店の素晴らしいところですね。
私の業務は、主にヒシタンク™やヒシクーリングタワー™の営業・拡販です。
設計事務所やゼネコンからの問い合わせにも対応していて現場に出向くことも多いです。その際はもちろん作業着とヘルメットを着用し、必要があればタンクの下に潜ることもありますよ!

事務職から営業職へ転身した経緯と、その際の挑戦や成功要因について教えてください。
私は2011年に営業職へ転身しましたが、それまでは事務職をしていました。
当時、北海道では設備事業が撤退の危機に直面しており、事業を何とか続けたいという思いでいっぱいでした。
事務職として製品の知識があったことや、製品への愛着の強さから、少しでも力になれればと思い収益改善について上司に提案をしました。
その結果、「営業をやってみないか」と声をかけてもらい、営業職に挑戦することになりました。
当社の設備機器の分野で女性営業は私ひとりで、ダイバーシティが話題になる前からこの仕事をやっていました。
最初はやはり、北海道からこの事業が消えてしまうという危機感と、営業職へのチャレンジに大きな不安がありました。
しかし設備機器部の営業メンバーが色々なアドバイスや悩みをきいてくれたこと、また北海道支店のメンバーからのエールが励みとなり、段々と自信をつけて行くことができたのだと思います。
また、営業職に転身してすぐに代理店の皆さんに「これからは事務の齋藤ではなく厳しい営業の齋藤です!」と宣言し覚悟を決めたのですが、こんな意向に応えていただいた代理店の方々にも本当に感謝しています。
昔のやり方にとらわれず、自分で気づいたことを取り入れて改革してきたのが成功のカギだったように思います。

設備機器の営業や進行管理における近年の変化やトレンドについて、どのように感じており、どのように対応しているかを教えてください。

設備機器業界では、リニューアル市場が年々拡大しています。
現在、国内の建設需要は新築が約60%、更新(リニューアル)が約40%を占めていますが、今後さらにリニューアル市場が伸びていくと予想されています。当社でも、ヒシタンク™やヒシクーリングタワー™をはじめ、リニューアル需要に対応した製品を積極的に提案していく方針です。
ただ、建設現場全体の課題として、作業員の高齢化や人手不足が挙げられます。当社でも、現場での組み立てを担う施工店の確保が重要なテーマです。適切なタイミングで人員を確保するための取り組みが、これからさらに求められると感じています。
リニューアル案件は調査が必要で、ひと手間もふた手間もかかるので、単に売るだけ 作るだけでは成り立ちません。既存業者との情報共有をしっかりしながら進めていくことが大切だと感じています。
北海道にはランドマーク的な建物も多いので新築需要も引き続きありますが、それでもリニューアルの市場は今後ますます重要になってくるでしょうね。
リーダーシップにおいて最も大切にしている信条や価値観は何ですか?
私が最も大切にしているのは、「すべては人間関係が基盤」だということです。
信頼してもらわないと、どんなに指示を出しても人はついてきてくれません。だからまずは自分自身が相手を信頼すること。
それがないと部下も育ちませんし、チームとしての成長も難しいと思います。信頼し合うことで、自然と良い関係が築けるんです。
また、私は「褒めて伸ばす」ことも大事にしています。
これらはすべて、私自身が過去に同じような支えを受けた経験に基づいています。
入社当時、上司は私にさまざまなことを積極的に任せてくださり、小さな成果にも惜しみなく評価の言葉をかけてくださいました。
また、事務職から営業職へと突然キャリアチェンジをした際には、設備機器のメンバーが温かく支え、信頼を寄せてくれたことを実感する場面も多々ありました。こうした経験があったからこそ、現在の私があるのだと強く感じています。
今度は私が部下を支え、成長を後押しできる存在でありたいと思っています。
お客様から厳しいご指摘をいただいた際には、部下が前向きに対応できるようサポートするべきだと考えていますし、相談しやすい環境を整えることも心がけています。
そして、自分もなるべく「初心に返る」ことを意識しています。これも、事務職を経験してきたからこその強みだと思っています。
また、現在事務職やアシスタントとして活躍している方々にも、営業職など新たなキャリアに挑戦できる可能性が広がっていることをお伝えしたいです。私自身の経験を通じて、どんなポジションにいても、自分次第で新しい道を切り拓き、成長していけるということを示していきたいと思っています。

忙しい業務の中で、どのようにしてワークライフバランスを保っているか教えてください。
ON/OFFがすごくハッキリしているタイプでそれが自然にできるところが自分の強みだと思っています。
元々楽天的な性格なので仕事の忙しさにも余りストレスを感じず、パソコンを閉じればもう自分の世界に入りほぼ引きずりません。
あと、怒っていてもそれをメモしておかないと忘れちゃうくらい根に持たない性格です(笑)
私生活では犬や猫、亀などの動物に囲まれ癒されながら暮らしています。
道外にも友人が多いので会う計画を立てたり、そしてもう成人しましたが、娘ともよく旅行に行ったりと週末に向けあれしよう、これしようと、ワクワク考えていることが多いです。
キャラクターを使い分けていて、プライベートでは末っ子気質で、結構人に頼るタイプです。
子どものママ友には、私が営業職としてバリバリ働いている姿を見せたら、多分びっくりされるんじゃないかなと思います。
ママ友界隈では、私は頼って任せて、ついていくタイプですからね(笑)

北海道支店の“名物社員”をご紹介ください。

北海道支店の頼れる存在といえば、総務を担当されている黒川さんです!
生まれも育ちも札幌で、2012年から北海道支店の総務業務を中心に多岐にわたる業務を支えています。事務所のレイアウト変更など、従業員が働きやすい環境を整えるために、細やかな配慮と工夫を惜しみません。
総務業務に加え、物流資材の営業アシスタントや三菱ケミカルグループ株式会社の人事の業務も兼務するなど、幅広いスキルを活かして会社全体を支えるマルチプレイヤーです。
社外活動においても、北海道支店の代表として外部団体との連携や会社の窓口業務を担当し、まさに「会社の顔」として活躍されています。
最近では、札幌のランドマークを巡る夜の散歩イベントや、全社員が同じメニューを楽しむランチ会など、職場全体をつなぐ、工夫溢れる企画を率先して実施。
その行動力と企画力には、社内外から高い評価が寄せられています。黒川さんの柔軟な対応力と献身的なサポートが、北海道支店を支える大きな力になっています。
プライベートでは最近北海道神宮付近にお引越しされて、朝散歩をするときはエゾリスに癒されているそうですよ。

オフィスリニューアルで特に工夫した点としては、個人ロッカーの高さを低くして、その上にお菓子を置けるスペースを作ったことです。
これでみんなが雑談できる場所ができて、オフィスの雰囲気もぐっと明るくなりました。(黒川さん)
地域の観光スポットや、ご当地グルメについて教えてください。
おすすめの観光スポットは、札幌市のお隣にある北広島市の「エスコンフィールド」です。
この球場は森が見えるというユニークなロケーションの全天候型施設で、座席チケットが無くても入場料だけで食べ歩きしつつほぼ全角度から試合を楽しめます。
宿泊施設も併設されており、なんとサウナ室や温泉に浸かりながらも試合を生観戦できるんです!
エンタメ性が高くて、すごく面白い場所です。
実は、エスコンフィールドの建設前の設計段階から当社が関わっていて、飲料水用の受水槽や温泉水用のタンク(サーモストレージ™)なども納品しました。街全体が再開発され、周辺の集合住宅にもヒシタンク™が採用されているんですよ。
ご当地グルメとしては、ニセコ町にある「手打蕎麦 いちむら」がおすすめです。
天ぷらそばが絶品で、農薬不使用の玄蕎麦を石臼でひいて、ニセコの有名な湧水を使って手打ちしている本格派のお蕎麦です。
自然豊かな環境の中で、絶品のそばを楽しめますよ。

今回のインタビューを通して、齋藤さんのリーダーシップや営業職への熱い想いが伝わってきました。
また、北海道支店の皆さまが一丸となって支店を盛り上げ、和気あいあいとした環境で協力し合っている様子も印象的でした。
これからも北海道支店のますますの発展を期待しています。